パレットルームとは、靴を脱いですごす、掘りごたつ式のフローリングのお部屋です。一面フラットにできるから、机や椅子、布団の配置なども自由自在。お客さまの想像力のままに、自由に配置換えをお楽しみいただけます。
床の基礎やTVボード、棚、机、ハンガーラックの骨組には、強化ダンボールを使用しています。そのため、工期も早く、費用も一般のリノベーションと比べて格安です。
ダンボール家具の化粧は家具職人が手掛けるため、見た目にも一般の家具と変わらず、美しく仕上がります。
ゆったりとした空間づくりのために液晶TVを壁掛けにしてスペースを少しでも広げる工夫をしております。無造作に壁にTVが掛けられているのをインテリアとして見せる役割をします。
ハンガーを引っ掛ける部分には木を使い強度をあげたつくりになっております。お部屋の大きさに合わせて、ある程度の長さ調整が可能です。
段ボールでつくられた棚に表面材を貼って仕上げております。オーダーメイドなので、設置場所に合わせた寸法で作成。デッドスペースを活用するなど、使い方は色々です。重い物などを置く場合は板を2枚に貼り合せて強度をさらに上げたりもできます。実例だと小型冷蔵庫を置いたりするために作成したりもしました。
段ボールでつくられたテーブルです。が、天板にはメラミン板を使い、四方に木枠を使っているので、しっかりとテーブルの役割を果たします。そして木で作られたものと比べて軽量ですので、軽々と運べます。
強化ダンボールで床下の骨組をつくり、仕上げにフローリング板を貼ります。掘りごたつのようなつくりや、お部屋全体をフラットなフローリングにもできます。
パレットルームの導入前・導入後のお部屋の写真です。
モデルルームではなく実際にお客様がお泊りになっております。
こちらはパレットルーム導入後の写真ですが、ホテルスタッフと打ち合わせの上、表面材を変えた仕上げにしております。白い壁に落ち着いた色で上品な仕上がりになりました。
創造紙材はA式ダンボールケースを専門に扱うダンボール箱の製造メーカーです。「ダンボールの箱屋がホテルリノベーション」と言うと、多くの方が「なぜ?」と不思議に思われます。
実は、創造紙材のグループ会社に、『ホテルグリーンコア』というビジネスホテル4棟を運営する株式会社ナビという会社があります。私も代表取締役会長として経営に携わっています。本館1館での経営はいたって順調でした。ところが、突然悲劇が訪れます。本館の増床を目的に、すぐそばに新館を建てた時のことです。それまで好調だった本館の業績がみるみる落ちていき、遂には週末閉館することに・・・。
本館の再生の為に社内プロジェクト・チームを組み、皆で延々と議論を重ねました。もっとも多かった意見が「設備を新しくするべきでは?」。しかしスペックの競争をしてもあまり意味が、ありませんし、キリもありません。設備投資がかさんでダメになるホテルや旅館をいくつも見てきました。
自分たちにできること、お客様が求めていること、まだやれていないことをトコトン突きつめました。そして突然舞い降りてきたのが「パレットルーム」というコンセプト。しかもそれを本業のダンボールで作ってしまおうという奇想天外なアイデア。アイデアが生まれてからは、ほとんど勢いだけで突き進みました。今考えれば恐ろしい話しです(笑)
独立系のビジネスホテルは苦境に立たされています。お客様のニーズは日々多様化しています。グリーンコア本館のV字回復は、変化の激しい昨今、「お客様が何を求めているか?」を示した具体的な事例の1つです。私たちの成功が、地方のビジネスホテルや利用者減に悩む宿泊施設の助けとなれば、それ以上の喜びはありません。
単純にパレットルームを導入しただけで、必ずしも稼働率や部屋単価が上がるわけではありません。稼働率や部屋単価の向上には、パレットルームの本質を理解したサービスの提供が必要です。
V字回復を遂げたホテルグリーンコアでは、パレットルームというハードとともに一体どんなサービスが実践されたのか?グリーンコアの事例をもとに、パレットルームを活かすためのコンサルティングも合わせて提供いたします。
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同様の規模のリノベーションと比較して
費用は約40%割安。
しかも一室からリノベーション可能。
さらに工期は最短3日!